赤ちゃんのスキンケア「泡で洗い、しっかり保湿」が基本!
2018年7月18日
生れたばかりの赤ちゃんの肌は柔らかくてプルプル~です。
でも、日にちが経つと赤ちゃんの皮膚にトラブルが…おきてしまいます。
乳児湿疹・オムツかぶれ・脂漏性湿疹・カサカサの乾燥肌…
これからますます暑くなるので、汗疹(あせも)も気になりますね。
どうしたら良いのでしょうか?
意外と多い赤ちゃんの肌トラブル。
デリケートな肌を守ってあげるにはどうしたらよいのか、悩むママも多いですよね。
入院中や退院後の1週間健診、1か月健診でも、よく質問されます。
そこで柿木病院の助産師5名、「赤ちゃんのスキンケア」の勉強会に行ってきました。
まずは、赤ちゃんの皮膚の特徴「構造と皮膚バリア機能」を勉強しました。
①新生児の皮膚の厚さは、成人の皮膚の厚さの約2分の1。角層は水分を保持し、外部刺激から保護するバリアとして働きますが、皮膚が薄いということは角層も薄く、バリア機能が弱い。保持できる水分量も少ないため、私たちが思っているよりも乾燥しやすい状態。
➁新生児期は皮脂分泌が多く、汗もかきやすいため汚れやすいという特徴を持つ。
ということで、正常な皮膚を保つためには、清潔です、清潔が一番!
オムツの中の汚れや汗やほこり、お湯で洗うだけでは皮膚表面の汚れや細菌が十分に落ちません。そこで、手指を使って石鹸をよく泡だて、泡で優しく汚れを浮かせながら素手で洗うことです。
顔など全体に泡をつけ、手指でくるくると優しくなでて洗う。
泡、泡が大事!
次に、洗った後はよくすすぎ、石鹸をよく洗い流すことです。
石鹸が目、鼻、口、耳に入らぬように頭を起こしながらシャワーなどで素早くすすぐことです。シャワーは弱めの水圧にします。
そのあとは、タオルでこすらないようにして、包み込むように押し拭きします。
そして、5分以内に保湿です。
皮膚が乾燥しない5分以内くらいを目安に保湿剤を塗ります。
清潔な手に保湿剤を取り、塗布部位に点在させてから、手のひらを使ってやさしく丁寧に塗ります。
すりこんでしまうと、肝心な場所に保湿剤がつかないため、たっぷりと皮膚にのせるように塗布します。
保湿剤は何が良いのでしょう?
軟膏、クリーム、ローション、スプレーなど色々な種類があります。
皮膚の状態に合わせて、保湿剤の種類や剤形を選択することが大事です。
皮膚をよく観察し、赤ちゃんに合ったやり方をみつけましょう。
「泡でやさしく洗って、すぐ保湿する」のが基本!
研修会に参加した助産師達、みな納得しました~。
生まれたばかりの赤ちゃんの皮膚を守るために、スキンケアを丁寧にしてみませんか。
柿木ベビー達にも是非、お勧めしたいです。
赤ちゃんの肌トラブルに悩んでいるママがいらっしゃいましたら、一緒にスキンケア考えていきましょう。
また、柿木病院では赤ちゃんとの触れ合い「ベビーマッサージ」を育児学級1回目に開催しています。
ホホバオイルを使った助産師による「ベビーマッサージ」、わいわいと楽しいですよ。
アドバンス助産師がお待ちしています。
助産師 H