鹿児島マラソン!
2017年5月3日
今年3月、人生で一度は挑戦しようと思っていたフルマラソン(鹿児島マラソン)に出ました!
待ちに待ったマラソン当日、まずスタート会場の人の多さに圧倒され、気分を落ち着かせようと空を見ると、天気予報通りに生憎の雨模様です。
でもまぁ大丈夫そうかな、と根拠のない自信に頼っていたのも束の間、スタートするときには小雨となり、5kmを超えてからは雨はどんどんと大粒になってきました。
その後は寒い、ひたすら寒いです。
「辛くなったら桜島を見て下さい!桜島はいつもあなたを応援してくれていますからね〜!」スタートイベントで誰かが言っていた言葉を信じて錦江湾の向こうを見ても、雨で全く見えません。
人生初体験、走行中の給水では、水をびしゃっと顔面で受け止めます。
水分補給はおろか、「ふげぉっ!」と聞いたことのない声を出して一時呼吸困難になりました。
低体温症?で救急車が何度も行き交う中、靴の中はぐちゃぐちゃ、イヤフォンは雨で早々に故障、イメージしてたのと大分違う!と不安が募ります。
35kmを越えてからは、腰から下が自分のものでないように動きませんが、走るしかないので嫌々走ります。
意識もほぼ飛んでいます。
あるかないかと聞かれたら、余裕で「ない」寄りです。
沿道に立ててある距離表示で『38km地点』と書いてあるのをチラ見で何となく確認した後、死ぬ思いでもう1kmを走ったら、次の沿道表示が確実に『37km』で、もうこの世の終わりかと。
42kmを超えてからの195mすらしんどいです。
「そもそも、『0.195km』って何なの?意味ある?ないよね?ないよね?なくさない?言いづらいし」
ストレスのはけ口はマラソンの仕組みそのものにも向かう始末です。
それでも何とか走り終えましたが、ゴール後に足を止めた瞬間、体に蓄積できる力を全て使い果たして空っぽになった感覚でした。
42.195km…軽くみていましたが、気軽に走っていい距離ではありませんでした。
それでも、色々な人との繋がりを感じられる、かけがえのない経験となりました。
出場していた助産師Hさん(https://www.kakinoki-hp.or.jp/blog/4958/)ともマラソン中にすれ違え、エールを交換できました。
「走りながら、沿道にいる知り合いを見つけるのは難しいだろうから」と、圧倒的に目立つ着ぐるみを着て応援してくれた方もいました。
「沿道側で妙に目がチカチカするな、遂に目までやられたか!?」と思ったら知り合いの方で、疲れも吹っ飛び大笑い。
ゴール後のスペースで待ってくれていた職員の方もいて、「スタート前からずっと1人で、久し振りに人とまともに会話できた」と伝えたら、寒さに震えながら「それは自分もだ」と言われ、確かに1人で雨の中応援するのも大変だよな〜、と改めて感謝しました。
会えませんでしたが、雨の中沿道に出て応援してくれた職員の方もいました。
業者の方も、自分の名前を検索してレースの行方を見守ってくれていたと後から聞きました。
よくいくお店では、完走したご褒美にと、ビール(大ジョッキ!)をご馳走になりました。
また、知り合いでない方々も、沿道や海上ボート(!?)から応援して下さり、想像以上に嬉しかったです。
終わった直後は、「こんな辛いスポーツ、二度と御免だ!」と思っていましたが、しばらくすると、目標タイムを切れなかったことの悔しさと、応援をいただいた嬉しさが沸々とこみ上げてきて、また挑戦したくなる不思議なスポーツでした。
また来年、今度は『チーム柿木』のTシャツでも作って何人かで出られたらいいなぁと思いますので、もしそれっぽいTシャツを見かけましたら、応援の程よろしくお願いします!
経営サポート室 I