栄養管理課
2015年12月16日
栄養管理課Oです。
患者さんの体調に合わせての献立作成や調理、管理栄養士の栄養指導など…
まさに字の通り、栄養を管理する部署です。
病院では、患者さんにとって栄養士は私達ですが、お子様にとっての栄養士はお母さん達になります。
そこで、今日は食べ物の話を少しさせて下さい。
もし、鏡に写った自分が〝少し太った気がしたら″〝ニキビができたら″〝いつもよりむくんでいたら″
まず一番に〝最近食べすぎ?″〝塩分をとりすぎでむくんだの?それとも夕べのアルコール?″など、
食べ物を疑います。
しかし、体内は目に見えない分、普段の食事は栄養よりもお腹を満たす事や食べたい物を優先しがちになります。
お腹を満たす事や食べたい物を食べて食事から得る幸福感はとっても大事です。
でも、それだけではお腹や気持ちが満たされても体は栄養を欲しがってペコペコなままです。
私は、食べ物は美味しいお薬だと思っています。
もちろん、病院で処方されるお薬の様な即効性や劇的な効果ではないですが…。
例えば、緑茶は脂肪の吸収を抑える効果があるのは有名です。
しかし、鉄の吸収を鈍くもします。ダイエット中の人には良くても、貧血気味の人の飲み過ぎは
〝オススメ″ではありません。
ゼラチンでできたゼリーは肌に働きかけ、寒天でできたゼリーは腸に働きかけ、便通を良くします。
例えコンビニで手に取る商品のお茶、ゼリー1つでその日の体調に合わせてあげると、体は喜びます。
1つの食材でも食べ合わせによって栄養がグンとupしたりdownしたり…
食べ物って面白いんです。
病院では、栄養士や厨房スタッフは直接患者様と接する機会が少ないのですが、普段の食事の話でも
ご要望でもお話する機会が増えたら…。そして、食に興味を持ってもらえたら嬉しいです。