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不適切にもほどがある!(ネタばれあり)

2024年4月17日

最近はオンデマンド配信サービスが主流ですが、皆さんTVドラマもご覧になりますか?私は宮藤官九郎さんのドラマは昔からとても好きでよく観るのですが、1~3月に放映されていた「不適切にもほどがある!」も、期待を裏切らないドラマでした。

 

ストーリーの設定は「タイムスリップ」と”あるある”なのですが、行き来する時代が「昭和」と「令和」。がちがちの昭和のど真ん中を行く主人公(阿部サダヲ)が令和にタイムスリップし、価値観の変化を目の当たりにします。そのときに感じる違和感をド直球の言葉で令和の世界に伝える姿を痛快に感じた方も多かったと思います。

 

一部をご紹介すると、、、

 

(後輩に「頑張って」と励ました人がパワハラで咎められるシーンで)

「こんな未来のために、こんな時代にするために俺たち頑張って働いてるわけじゃねえよ。期待して、期待に応えてさ、叱られて励まされて頑張って、そうやって関わり合って強くなるのが人間じゃねえの」

 

「全部その中(スマホ)に入ってんだね、思い出。なくしたら大変だ」

 

「既読ついているのに返信がないってのは、俺に言わせりゃ飯食わせてやっているのにご馳走さまがないようなもんだよ!」

 

他にも、「いじめ」「働き方改革」「恋愛」から「八嶋さんの立ち位置」まで(見た人じゃないと分からないですねw)。笑いを交えながら各世代の価値観や人生観を原点に立ち返って掘り起こしていきます。

 

果たして良くなったのか悪くなったのか、進歩したのか退化したのかを考えさせられるような演出もありましたが、性差別や体罰、受動喫煙等については、今でも十分とは思いませんが、間違いなく前進していると改めて感じさせられました。

隣の芝生は青く見えるもの。「住みづらさ」のような批判的な内容ばかりが大きく取り沙汰される報道の中で、「住みやすさ」に気付いていないことも多いんだと思います。

 

また、技術が進歩し多くの価値観が変わっても「家族愛」は変わらない、そんな描写も涙腺をグリグリ攻めてきます。

 

「不適切にもほどがある!」

 

昭和では、当日見逃したドラマはレンタルビデオ店に並ぶのを待つしかありませんでしたが、今ではオンデマンドで観れる便利な時代です。もしご興味があれば皆さんも是非ご覧ください。

 

昭和にも令和にも一石を投じる最終回のメッセージは私の胸に刻み込まれましたが、人によって感じ方が様々なドラマだと思います!

 

事務部 I

 

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