ピア二ストと調律師
2021年12月22日
先日、ショパン国際ピアノコンクールでの日本人入賞のニュースがあり、
この快挙に合わせて、ピアニストたちを支えるピアノメーカー調律師を描いた
ドキュメンタリー番組を観る機会がありました。
調律師には、弾き手の望む微妙な音調を整える技量だけではなく、
ピアニストの心に寄り添う力も求められること…
だからこそ、コンクールではピアニストの名前とともに、
選んだピアノメーカーもアナウンスされること…
そんなことを初めて知りました。
5年に1度のこの日の為に努力を重ねたピアニストが、
弱音や不安を漏らし、緊張を解せる相手は調律師のみ。
演奏を終えたピアニストを舞台の袖で迎え、結果発表を共に聞き入る調律師の姿と、
「調律師は親友であり、親であり、心強い味方である」というナレーションが、深く心に響きました。
今年も、心落ち着かない日々が続きましたね。
おうち時間を持て余してしまう冬の夜長、ときにはショパンの調べに浸ってみませんか。
ピアニストと調律師が紡ぐ、温かなハーモニーを感じながら。
総務S