春
2018年3月14日
三寒四温を経て、だいぶ春らしくなってきました。
甲突川沿いの桜も、遠くから枝先が桃色に見えるように、桜のつぼみも少しずつ膨らみ始めています。
柿木病院で生まれた長男もひと月経たずに10歳、4年生に進級、
同じく柿木病院生まれの長女もいよいよ7歳、1年生になります。
泣いて笑って眠って、見飽きることがない赤ちゃんが、みるみると大きくなり、できることが増えて少しづつ手から離れていく感覚。
最近では笑顔でいるよりも、怒ってばかりで寝静まってから寝顔に謝ることが増えました。
今週金曜日の幼稚園卒園式を前に、毎日毎日大きな声でお別れの歌を熱唱、そのたびに目頭が熱くなります。
そんな中、日々、妊婦さんと外来で接する中で、初めてママの妊娠・出産への漠然とした不安、2人目・3人目だからこその経験からくる明確な不安。
頑張りすぎずに頑張る事の難しさ、情報に操られてしまうもどかしさ、思うように行かないことへの不安感に、分かる、分かるよ~!!と大きくうなずく毎日です。
でも、このたった10ヶ月間の長いようで短い濃密な妊婦さんの時間は、人生の中でも少なくて1回、がんばっても片手の回数くらいしか味わえない貴重な時間。
お産後の赤ちゃんに向けられる優しい笑顔、ママは気付いていないと思いますが、どれだけ美しいことか!
大きくなっていくお腹、増え続ける体重と闘いつつ、満喫してほしいなあと心から願うばかりです。
そして、赤ちゃんを胸に抱いた瞬間から新しい毎日が一気にスタートすることを楽しみに、その生活を出来る範囲で想像していけるよう、声かけに勤しみたいと思います。
とりあえず金曜日の卒園式。
嗚咽を響きわたらせない様にがんばります!
皆様にも穏やかで暖かい春がやってきますように。
看護師H