助産師出向研修について
2015年10月23日
助産師出向研修とは、鹿児島県看護協会が日本看護協会の委託を受けて
「安心・安全な出産環境を整備する」ために医療施設間での助産師の出向受け入れを支援するモデル事業です。
昨年度、当院は鹿児島市立病院との相互交流研修を行い、双方にとってとてもよい成果があったため、今年度もこの事業に参加しています。
今回、第1回目の研修として鹿児島大学病院から当院へ研修に来て下さった方からの感想が届きましたのでご紹介いたします。
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8月から約1ヶ月間、貴院で研修させていただきました。
私は助産師になって2年目ですが、日頃は三次救急医療施設で働いており、予定よりも早く生まれてきた赤ちゃん、予定よりも小さく生まれてきた赤ちゃん、合併症のあるお母さんや赤ちゃんと主に関わらせていただいています。また、緊急搬送で入院されるお母さんも多いため、入院してこられた日から私たち助産師とお母さん・赤ちゃんの関係性は築かれていくことが多いです。
今回、研修させて頂く中で、外来の妊婦健診、入院時、退院後の産後ケア等、一連を通しての
スタッフとお母さん・赤ちゃんの関わりを学ばさせていただきました。妊娠期から関わりがあることで、出産時の信頼関係が築けており、産後のケアもスタッフとお母さん・赤ちゃん、またそのご家族を含めて実施されていました。
研修の中で何よりも印象に残っていることは、貴院のスタッフの方、助産師さん、看護師さん、そして先生方の素敵な笑顔と、連携したチームワーク力です。その素敵な笑顔は、研修させていただいている私の心にも安心感を与えて下さる、そんな笑顔でした。また、声掛け一つひとつがとても丁寧であり、信頼関係もここからきているのではないかと感じております。
貴院での研修は、助産師として、また一人の女性としても学ぶことが多く、本当に今回の研修に参加させていただけて良かったと思います。
この研修で学ばさせていただいたことを、自部署でも活用し、多くのお母さん・赤ちゃんのサポートができるよう今後も精進していこうと思います。研修期間中、たくさんの笑顔と素敵なお産に立ち会わせていただいたご家族の皆様、ありがとうございました。
鹿児島大学附属病院産婦人科病棟
助産師 神川 友里